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ウエディングプランナーのお仕事

今日はウエディングプランナーのお仕事について。


私はかれこれ15年以上、結婚式のお仕事をさせて頂いています

たくさんの新郎新婦様に出会い、それぞれの人生に触れて、結婚式創りをしてきたつもりです

感動的な結婚式とか、絆を創る結婚式創りをモットーにとはよく言われることですが、私たちウエディングプランナーは、絆の橋渡し役だと思っています

私たちが絆を「創る」のではなく、「橋渡し」をする役割だということです

どんな橋渡しが必要なのかを探るのもプランニングのひとつなのです


忘れられない橋渡しのエピソードをひとつ紹介させていただきます


ハタチになりたての若い花嫁さんでした

お腹には赤ちゃんがいて、初めて会ったときは結婚すること、お母さんになることがとても幸せだとおっしゃっていました

結婚式をとても楽しみにしていて、夢いっぱいの花嫁さんだった

でも打合せの回数を重ねるごとに、彼女の顔は曇っていき、結婚することにためらいがあるのかな?新郎と何かあったのかな?と、とても心配なりました

迷いがある結婚の結婚式のお手伝いをすることは苦しいとさえ思ったことを覚えています


私にできることは何なのか知りたくて、花嫁さんと二人きりで話をしました

「母になることが怖い」それが彼女の正直な気持ちでした

初めて親元を離れて、奥さんになり、母になった時、自分の母親の偉大さを知って、お母さんと離れるのがとてもさみしくて不安なのだと話してくれました


私にその不安を解消することはできないけれど、きっと彼女のお母さんなら気持ちを楽にしてあげることができると思い、秘密でご連絡をしました

最近元気がないことを感じてはいたけれど、気持ちは知らなかったとおっしゃられ、愛する娘に宛てて、手紙をしたためますと言ってくださいました。


結婚式当日に読まれたそのお手紙に、彼女は泣き崩れました


「あなたはいつまでも私の娘です。どんな時も味方です。あなたが母親になることとても誇りに思う」とつづられていました


後日、彼女から「今日この日の皆さんからの祝福に恥じない母親になります」とお手紙を頂きました。


どこでどんな結婚式をしても良いけれど、一生のお守りになるような日にしてほしいなと思いながら結婚式創りのお手伝いをしています




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